人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

カメさんHの山バカ日誌3

道迷い講演会

 2013/03/02
今日は休日だったので兵庫労山主催の「ハイキング・登山での道迷いを防ぐ為の講演会」 に行ってきた。

 
 この数年はクライミングより歩きの傾向が多くなってきている。そして沢歩き、県北の山歩きなど、どちらかと言うと道標が少ないマイナー志向の山が多いのでこの講演会を聞いてみたかったからです。
 
 講師は長年山岳遭難事故等の研究を重ねておられる、関西大学の青山千彰教授だった。
 前半は青山氏の研究からの道迷いの解説だったが少し難しいところもあった。後半の道迷い対策等はほ   ぼ理解できたと思う。以下印象に残ったところを抜粋

(9)道迷いの対策 「道迷い」を防ぐ方法にはトレーニング以外に、王道はない
  ・初心者(未訓練者)に、道に迷った場合は、こうすれば直ぐに現在位置が分かる方法は、GPS以外にない。
  ・初心者に「迷ったら、どう動け」という効果的な方法はない。ヤブから無事生還できたのは、運が良かった   だけ。
  ・日本の典型的な地形だけにでも約200弱のパターンがあり、すべて山の地形がことなる。ただ、谷筋に    下ると滑落の可能性があるが、上に登ってもことなるリスクがある。
(10)道迷いへの対策、 PLP法
  ・ベテランでもしばしば道迷いする。しかし、その道迷いに気が付くのが早く、僅かな修正で、正しいルート   にたどり着くことが出来る。その最大の理由は、次のポイントとなる点を予想して歩いているからである。
  ・PLP法について
   PLP定位法は、登山道を基準に、地形図中の点、線、面情報を利用し、現在位置を特定する方法であ    る。
   ○点(Pints)情報
      「独立点」(駅、ダム、施設、山頂など)
      「交点」(道、ケーブル、川、線路)などの交点
   ○線(Lines)情報
      「人工物中の線」(各種道路、線路、高圧線)
      「地形中の線」(川、尾根筋、谷筋)
   ○面(PIanes)情報
      湖、海、湿地、公園などの境界面

 Hは道に迷ったらとにかく「現在地が確認出来たところまで」引き返すのが一番だと思っている。まあ、「行けるやろ」で何度か失敗していますので。問題は日帰り登山で暗くなり始めた時に道迷いに気が付いた時どうするか?です。
 これはその時々の山の状況によるでしょうがやはり「現在地が確認できるところまで」引き返すではと思います。登山道であればヘッドランプでなんとかなります。
 基本的なことですが暗くなるまで行動しないと言うことが一番でしょう。マルチクライミングでは下降路で何度か夜間行動せざるおえない時がありますけど、山歩きではまだ経験がありません。
  
 日帰りの歩きの場合は行動時間を往路は14時までと決めています。それぐらいしかないです。そしてお守りとしてソニーのnav27(GPS)を携帯しています。
 
 どちらかというと方向音痴なので山に入る場合は慎重です。特に初見の山の場合は事前にネットで山、沢の記録を検索して、あらかじめ情報を得ておくのも大切だと思っています。  
 その結果、迷わずに済んだことが何度かあります。
 山での道迷いを防ぐには、なかなか難しいけど、山に向かう慎重な行動と事前に情報をしっかりと得て山に行くことでしょうか?
  
道迷い講演会_b0227552_14455189.jpg

  講演会は定員100名を超える参加者だったとのことです。
by kamesanhno | 2013-03-03 19:17 | 覚書 | Comments(0)

クライミング、沢歩き、山歩き、四季おりおり山を楽しみたいですね。

by kamesanh
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31